宇宙戦争(WAR of the WORLD)

夫が借りてきたDVDを、最初から最後まで一緒に見た。主演トム・クルーズさん。子役ダコタ・ファニングさん。「私がダコタ・ファニングさんのファンだから、借りてきてくれたの?」と夫に訊いたが、「そんなつもりはまったくなかった。」とのことであった。
宇宙(地球外)生命体が、ずっと昔に地底に埋めた乗り物を目指して、稲妻とともに降りてくる。地底の乗り物に乗って、次々と地上を破壊し、人間を食べ、人間の血を吸い、その血を撒き散らす。しかし地球上の微生物が、最終的に彼らを破滅へと導く。人間にとっては害になることなく共存している空気中や地球生命体中の微生物が、宇宙から来たものにとっては脅威になった、というオチ。大量の人が死んだが、主人公関係者は全員無事で家族の絆を深め合う。
映画開始後まもない場面で、レイチェル(ダコタ・ファニング)の手に刺さった棘について、父であるレイ(トム・クルーズ)は「これは膿むな。」と言うが、レイチェルは「だいじょうぶよ。体が自分で押し出すから。」と答える。宇宙からの生命体に侵されるも、最終的には地球そのものが彼らを追い出す形となった終盤は、この場面を受けているのかもしれない。
「ずっと以前から地球のことを観察して、地底に乗り物を埋めたりして、ずっと準備していた割には、微生物のことを考慮できてなかったなんて、宇宙人の計画性、あんまりやろう、っていうオチか?いいのかそんなオチで。って、そのオチがあんまりやろう。」と夫。
映画終盤15分くらいのところで、この映画、数ヶ月前に、テレビ放映されていたのを、二人とも見ていたことを思い出した。そのときは日本語吹き替えで放映していて、ダコタ・ファニングさん贔屓の私としては、「ダコタ・ファニングさんなのに、彼女の喋りを聞けないんじゃ、意味ないじゃん。」と話したことも思い出した。