聖護院大根大会

実家の母が送ってきてくれた「聖護院大根」は立派な体つきと肉付きをしている。職場の同僚が分けてくれた奥越の里芋もあるし、そこにあるだけでおいしそうなにおいのニンジンもあるし、どいつもこいつもみんなバターでカリカリに焼いて食べようぞ。皮をむいて、1cm前後の輪切りや薄切りにして下ごしらえ。
動物性のものは何にしようか、と、夫に相談してみたところ、「鮭がいい」と即答するので、それではと、買い出しで、鮭の切り身を買ってきた。
フライパンでバターを溶かしてから、それぞれの野菜を、じっくりと、中はほっくりと、外はカリカリに焼く。鮭は素早く、中はふっくら、外はカリカリになるように焼く。今回はムニエルっぽく、ハーブソルトをかけて焼いたが、塩コショウでも、軽く塩だけでも、何もかけずバターの塩味だけでも、おいしいと思う。聖護院大根は、食べるときに少しだけ、醤油をつけるとさらにおいしく感じた。
これまであまり大根を焼いて食べたことはなかったけれど、これからは焼く選択肢も、食生活に取り込もう。
残りの聖護院大根は、薄くイチョウ切りにして、甘酢に漬け込む。しばらくすると水が出てしんなりとする。今はまだパリパリ感があるけれど、今夜一晩漬け込んだら、さらにもっとしんなりとして、酸っぱさと甘さとがしみこんで、さらにおいしくなりそう。