なくもんか

夫が借りてきたDVD。二人で一緒に見た。阿部サダヲさん主演。
見始めてしばらくしたところで、ああ、これは、この言葉の回し方は、私のツボにハマってしまった、と感じる。何度もクツクツ笑ってたいへんに面白く視聴しつつも、このあとここからこの話をどうやって転がしてゆくのだろうか、と、何度かいぶかしく思う。しかし、そんないぶかしさは無用だったか、と思うくらいに、最終的には無事お話として繋がって展開して終結する。細部を根気よく積み上げて作品を作り上げることの「粘り強さ」のようなものにおおいに感心して、最後は「ああ、みんな、上手だったねえ」と気持よく拍手。
夫は、宮藤官九郎さんの脚本で阿部サダヲさんの主演という組み合わせだから面白いだろうとは思って借りてきたけど面白かったな、と満足そうであった。