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アロマセラピスト(アロマコーディネーター)としては、自分で、このにおいをどうにかできないものだろうか、と考えてしまう。今回も吐き気がしている。頭痛はそれほどでもないか。使用後すぐに窓を大きく開けて、外気で換気をすると、頭痛は予防できるようだ。

原料が全体的に甘めのものが多いので、甘い香りは仕方がないのかもしれないが、香りの立ちのぼりがあまりにも重厚すぎる。秘密結社の秘密の何かよからぬ儀式に迷い込んだような気分だ。手持ちのトップノートまたはミドルノートの精油で、相性の合うものを見つけることができるだろうか。香りに関する使用感が軽快になる配合に辿り着けるだろうか。

原料の香料は、何を使用しているのだろう。ロート製薬オバジコールに電話をして尋ねたら教えてもらえるだろうか。企業秘密かなあ。

このままのにおいでは、一本(三か月分)を使いきることが苦行に近い気が、今はする。使用者(私)をこんなに弱気にしてしまう香りだが、人によってはこれが好きな人もいるのだろう。少なくともロート製薬研究室では、この香りが好ましい効果を生み出すと判断した何かがあるのか。それとも、製造国はアメリカで、アメリカ的香料感覚での調香なのか。

シミやソバカスが薄くなるとしても、20分程度のこととはいえ、この吐き気を耐えるのは、少しつらい。このにおいもなく、吐き気もなく、シミやソバカスが今以上に濃くなったとしても、そのときまでにコツコツとお金をためて、そうしましょう、と思ったときに、美容整形外科でピーリングか何かで、シミ・ソバカス除去処置をうけるほうが、いいのではないか、と、思いそうになる。

ああ。草や葉っぱの香りがかぎたい。オーラソーマポマンダーのホワイトを掌に落として、思いきり、香りを堪能してから寝よう。

と書いているうちに、吐き気はおさまってきた。やはり使用後20分前後が目安のようだ。