おはぎ

ふと思い立って、おはぎを作ることにした。ずっと昔、実家で、祖母と母が作るのを手伝ったことはあっても、自分ひとりで作るのは初めてのことだ。ネットでおはぎのレシピを何種類か見て、とりあえず、材料を買いに行くことに。戸棚にあった「ゆであずき」の缶詰を煮詰めて「あんこ」を作ることも考えたが、お店に行ってみたら「おいしいつぶあん」というものが販売されていたので、これを利用することにした。もち米は米袋だと最小単位が1.5kgになっており、それはあまりにも多い気がした。どうしようかと考えながら、お米コーナーの棚最上段に目を移すと、70g×7の分包タイプがあったのでそれにした。1.5kg=980円、70g×7=698円、であることを思うと、ずいぶん割高な気はするが、安心して使いきれる量であることを優先した。買って帰って見てみたら、このもち米は「浸水不要」の「早炊きもち米」であることがわかった。お米を洗う必要もなく、このまま炊飯器に入れて、もち米重量の60%の水を入れて炊飯しなさい、と書いてある。もともとは、普通のお米二合に対して、このもち米を一袋入れて、発芽玄米や五穀の感覚で一緒に炊くためのものらしい。もちろんもち米だけで炊くこともできて、その場合は、「もち米重量の60%の水で炊く」のだ。実家の祖母と母がおはぎを作るときには、もち米は「炊く」のではなく「蒸し」ていたように記憶しているが、今回は炊いたもち米を利用してみることにした。

材料
早炊きもち米140g(計ってみたら1カップだった)
水84g(cc)(→おはぎの中身として炊く場合は110ccくらいに増水したほうがよいかんじ。)
塩少々
おいしいつぶあん400g

つぶあん以外の材料を炊飯器に入れて炊く。私は塩を入れ忘れたので、炊きあがったもち米にアルペンザルツをふりかけた。
炊きあがり蒸らし終えたもち米を、すりこぎでついて、つぶす。この作業を「半殺し」と言うらしい。米粒が半分残る程度に餅状にする。
手のひらに水をつけて、もち米を小さなおにぎりにする(500円玉サイズで楕円形に)。
粒あんを手のひらにのせて広げたところに、上記のもち米おにぎりをのせて、あんこで包む。お店で売ってるおはぎくらいの大きさになる。
できあがり。

つぶあんが大さじ2杯分くらい残った。バニラアイスクリームに添えて食べようか、水を加えてぜんざいにして白玉団子を作って入れて食べようか。