立山博物館

立山の宿に逗留する前に立ち寄った博物館。立山連峰の成り立ちと立山曼荼羅について説明されている施設。地面が勝手に盛り上がって、噴火して、溶岩が流れて、立山連峰を形成した、と知ると、なんというか、もう、地球温暖化も寒冷化も、人間が促進しようが抑制しようが、マンモスが延命しようが絶滅しようが、地球はしたいときにしたいようにするんだろうな、なりたいときになりたいようになるんだろうな、と思えてくる。
私は自分でも意外なことに、地学的地質学的な展示に異様に引き込まれるらしい。夫は「立山曼荼羅」(「矢で射た熊を追いかけて行ってみたら、洞窟の中から矢で胸を射られた仏様が現れて、矢を射た男性はお告げに従い、立山を仏教的な場として開山した。その後、立山信仰では、山に上ることで一度仮に死んだことになり、それまでの罪を清めた状態で生き直し、死後は極楽浄土へ行ける、という思想が成立する。ただし、女性は「女人禁制」の掟により入山が許されない代わりに、布を敷いた橋を渡って仏道に篭る儀式を執り行うことにより、同様の再生効果を得られる。」というストーリーを図化してある。)の解説に引き込まれていた。