旅日記の途中ではあるが、映画記録。
夫が借りてきたDVD。私は途中まで一緒に見た。
北アルプスの遭難救助を舞台にしたおはなし。
仕事から帰宅して夫に「続き、どうだった?」と訊くと、「おれでもあんなこと怖くてようせんわ」と言う。あんなこと、というのは、そんなことしたら明らかに遭難するじゃん、というようなこと。
「どうやらくんは慎重なほうなんじゃないかなあ」
「うん、おれはまだまだビビリじゃけん」
「山に行くのはビビリなぐらいがちょうどいいのかもよ」
「うん、そう思う。ビビらんようになったらおしまいかもしれん」
「あれは北アルプス、ということは、長澤まさみさんなんかは長野県警の職員さんということになるん?」
「たぶんそう」
「警察の山岳救助隊というのは、山登りして遭難した人を救助するのがお仕事の人たちなのかな」
「いや、登山者以外にも山での事故全般じゃろうけん、猟師さんが山の中で動けんようになったのも救助対象になるんじゃないかな、あと山小屋の従業員さんが病気になったり怪我したりして搬送が必要だけど山小屋の人たちと設備だけではどうにもならんときとか、かなあ」
「じゃあさ、もし、山小屋で殺人事件が起こった時には?」
「うーん、山岳救助隊は事故は担当でも事件は担当外なんじゃないかなあ」
「でもね、普段地上で殺人事件を扱ってる刑事さんは事件現場の山小屋まで捜査に行こうと思っても登山の訓練を積んでないと現場の山小屋に到着するのがまずたいへんだと思うのよ」
「どうするんだろうなあ、神輿に担いで乗せてってもらうわけにはいかんやろうし、頑張って歩くしかないんちゃう?」
「殺人課の刑事さんが歩く前後を山岳救助隊の人に同行してもらえば、その刑事さんが遭難せずに山小屋に着くのは大丈夫じゃろうね。みんながいろいろたいへんなけん山小屋では殺人事件が起きんようにせんといけんね」
山の映像はきれいで見応えのある映画だったな。山関係の映画は山に登らなくても山の景色を堪能できるのがいいな。