花みっつ

フウセンカズラの花がみっつ咲いた。最初に咲いたのと合わせてみっつ。
昨日職場でフウセンカズラの苗をくれた先輩に「フウセンカズラの花が咲いたんですよ」と報告し「白い花の中に黄色い中心があってかわいいですねえ」と伝えると先輩は「え? そうなの? 黄色いところなんかあったんだ」と言う。
「苗によって花の色がちがうんですか?」
「ううん、そうじゃなくて、どうやらさんはきっちりしてるから熱心にお世話してくれてて花の様子もきっと丁寧に見てるのよ。私は庭に群生してるのを遠目に見て『なんとなく白い花が咲いてるー』としか思ったことがなかったけど、まじまじと見たら中が黄色かったのかあ、そう言われればそうだったのかあ、と」
「はい、花が小さくて白いのもかわいいですが、真ん中が黄色いのがなんともいえずかわいいので、ぜひ凝視してみてください」
「わかった。穴があくほど見てみるわ。でもね、フウセンカズラは花よりもやっぱり実がかわいいと思うのよ。たのしみにしていて」
「はい。そりゃあもう、うきうきわくわく、とてつもなくたのしみです」
成長が早い苗はもう支柱の八割くらいの高さにまで成長した。行灯仕立てとしていくには、支柱の先端の高さあたりまで来たら切ってやればいいのかしら。先を切ると横に伸びていってくれるらしいのだが。支柱の周辺をびっしりと緑の葉っぱで覆ってくれるような行灯にしたいなあ。