劇場版トリコ

夫がひとりで観に行った映画。「劇場版トリコ、美食神の超食宝」
夫は「この手の映画を久しぶりに観たわー」と言う。この手の映画とはアニメーション映画。
「久しぶりに、って、いつぶりなん?」
「んー、いつ以来かなあ」
「中学生のとき以来くらい?」
「そこまで昔じゃない。東映の株主になってからだからここ十年以内くらいじゃないかなあ」
「でもいつ何を観たかの記憶はないんでしょ」
「でも観てるはず」
「これは東映っていっても東映アニメーションって書いてあるけどこれは株主優待券で見れるん?」
「うん、おなじアニメでも東映ビデオのはダメでも東映アニメーションのやつはいいみたいで入れた」
「にしても、どうやらくん、この映画が観たかったの?」
株主優待券で観れるのがこれしかなかったんだって。覚悟はして行ったけど、どこまでもお子様向けの内容だった。そして客の大半はお子様だった」
「それでも観ておこうというのが株主の鏡じゃね。こっちのチラシは両方共観に行きたいぶんなん?」
「どれ?」
「えーと、『ルームメイト』と『謝罪の王様』」
「『ルームメイト』は別にどっちでもいいかな。もう一個のは宮藤官九郎さんと阿部サダヲさんのやつじゃけん観たいけど、株主優待券で観れるやつかどうか微妙」
「うーん。企画制作は日本テレビ放送局で、制作プロダクションはシネバザール、配給は東宝
「じゃあダメやな」
「中学生か高校生のときに銀河鉄道999を観たのがアニメ映画の最後ってことない?」
「いや、だから東映の株主になってから観てるんだってば」
「でも、いつなんのアニメを観たか思い出せないのは観てないから思い出せないんじゃないかなあ。あ、東映アニメーションのサイトがあるよ。うわー、東映ビデオの作品も混ぜこぜで載ってるー、どうやって見分けたらいいんかわからんー」
「興味ないけん確認もしてないけど、作品紹介を一個一個見て、東映ビデオ、になってないかどうか確認するしかないんちゃうかな」
「あ、来月公開の『キャプテンハーロック』、配給東映になってるよ」
「うん、それはちょっとたのしみなんじゃ」
「わー、予告見たら、アニメなのになんか映像が細かいんじゃねえ」
「うん、そうらしいよ」
雨で山に行けない(行かない)日には映画。