かぼすをもらったからには

職場でかぼすをもらった。フウセンカズラの苗をくれた先輩のご自宅の庭にあるかぼすの木に実がたくさんなったからともいで来てくださったもの。
我が家ではスーパーに買い物に行くのは週に一回日曜日の夕方と決めていて、そのときに買った食材と木曜日に生協さんが持ってきてくれるものとで食生活を構成している。
しかし、かぼすがあるということになれば話が少しちがってくる。このかぼすの果汁を焼き魚に、いや具体的に言おう、サンマに、ジョビジョビと絞って食べたい。
仕事が定時に終わったこともあり、仕事帰りにスーパーに寄る。サンマのパックだけビニール袋に入れて持って帰ろうかとも思ったが、いや待ていや待て、サンマときたら大根おろしが要るでしょう、大根も買うとなると取っ手のついた買い物用ビニール袋があったほうがラクよね、と思い直す。車の助手席の後ろ側ポケットに常備してある取っ手付きのビニール袋を持ち出す。
スーパーの野菜コーナ側の入り口から入る。目の前に大根の山。一本98円。二人で今日食べきるには一本は多いな、明後日から夫は山に行っていなくなるし私ひとりではそんなに大根も食べないだろうな、と考えていたら、左端に半分よりも少し小さいくらいに切った大根がラップに包まれて38円で販売されている。おお、これがちょうどいい、これにしよう。
大根をかごに入れて魚のコーナーへ。サンマ、秋刀魚、さんま。一人一匹では少ない気がするが一人二匹は多すぎる、じゃあ、一人一匹半ずつということで三匹入398円を買いましょう、と決める。
そういえば今年はまだプルーンを食べていなかったわ。一回くらい食べておこうかな、と長野産プルーンをかごに入れる。それから、そうだ、明後日はお弁当を持っていく日だわ、と思いだし、お弁当用の果物をプルーン以外にも買いたいな、と思いながら売り場を見て巨峰(種あり)を選ぶ。これでお弁当の主食は大豆シリアルに紙パック入牛乳をかけたもの、サイドメニューは果物に決定。
そして今夜の夕食は、グリルで焼いた秋刀魚、炊きたてご飯、豚汁(三日目)という黄金のメニューになった。今日もいいご飯だった。