白い人々

沖縄旅記録9日目(5月4日)分

夫はホテルの無料朝食を食べに行き、私は部屋でサーターアンダキーとドラゴンフルーツジュースで朝食。

ゆっくりとチェックアウトして、あしびなー、というショッピングモールへ。夫が買いたいと思っている皮の財布を探すのだが、なかなか思い通りのものがない。どうもここには、ないね、ということで、お昼ご飯でも食べましょ、と、フードコートへ。タコスを一個ずつ食べた後、おうどんも食べる。

少し移動して、道の駅のようなところへ。私のお気に入りの「紅芋玄米ドリンク」を3本買い込む。持ち帰り用。

その後、道端で商いをしている「アイスクリン屋さん」を目指す。鮮やかな色合いのパラソルを道端に立てた「アイスクリン屋さん」は、旅先で、ときどき見かける。九州でもよく見かけたし、東北地方でもよく見たが、これまでは、売り子さんは、殆んどが高齢の女性の方だった。それが、沖縄では、高校生から大学生くらいの若い女の子ばかりが、道端にアイスクリンとともに座っている。お客さんがいないときには、どの子も携帯で何かしている。夫と「携帯料金のためにバイトしてるのかな?」「営業時間は何時から何時だろう?」「時給かな?日給かな?いくらかな?」と話しながら、パラソルに近づく。ところが、パラソルは、無人だ。あれ?あれれ?でも、アイスのボックスはあるけどなあ、と思っていたら、少し離れたところから、10代後半くらいの女の子が買い物袋をぶら下げて、「すみませーん。」と言いながら駆け寄ってきた。バニラとシークヮーサーのアイスをダブルで注文する。「営業時間は何時から何時なの?」と訊くと、朝8時半にどこやらに集合して、そのあと、車で営業ポイントに配置されて、夕方は6時くらいまでやってます、と答えてくれる。「給料は?時給?日給?」と訊くと「日給で4000円です。」とのこと。そうかあ。いっぱい売れるといいね。がんばってね。と言って立ち去る(車を発進させる)。

午後1時には、レンタカーを返却。返却後は、送迎バスで空港へ。空港で荷物を預けようとしたところ、パソコンと液体(紅芋玄米ドリンク)のどちらかは、出して機内持ち込みにされることをお奨めします、と案内され、では、と、ミニノートパソコンを肩掛けバッグに入れる。紅芋玄米ドリンクは預けてしまったけど、結果的には無事だった。

無事な飛行の後、空港に到着してから、自宅に向かう。途中、少しだけ、飲み物と食糧の買出しをして帰る。スーパーの駐車場や店内の人々の様子を見て、夫が「なんか、こっちの人って、白い人が多いなー。」と言う。そうだね。きっと、この集団の中では今、君がいちばん色黒だね。

沖縄旅記録。おしまい。