根曲がり筍

長野県野沢温泉泊。
一泊目の夕食は、山菜の天ぷら、蕎麦白玉のお吸い物、根曲がり筍のホイル焼き、馬刺し他。根曲がり筍(ねまがりだけ)は、正式名は別にあるらしいが、斜面に生えるため根元が曲がっているのでこう呼ばれているとのこと。普通の筍よりもずっと細く、柔らかい。
地元は現在山菜シーズン真っ盛り。冬場はスキー場になる高原のあたりに行くと、山菜ハンターたちが、本格的ないでたちで、採取に取り組んでいる。筍は人気が高いからなのか、採取する人は、山小屋の券売所で「筍採取券」を購入する必要があるらしい。
雨が降りそうな曇り空だけど、ブナや白樺の木の葉の緑が、しっとりとつややかで見入ってしまう。私は花よりも葉っぱが好きなのかもしれない。
宿の窓からは、つつじ祭り開催中のつつじ園がよく見える。満開のつつじの中を歩く人たちが小さく小さく見える。あんな斜面をあんな高いところまで歩いて登っていくなんて、みなさん元気だなあ。