ようこそ「圧力極上炊き」

昨年の夏の終わりに、エアコンを買い替えた時に、エコポイントがついていて、それが八千円分の商品券として手元にあった。
十六年以上現役で働き続けてくれた電気炊飯器は、ご飯を炊くのはちゃんと炊いてくれて、まだまだがんばってくれているけれど、ちょっとちょっとしたところに、ああ、いろいろお疲れなのねえ、と感じることが増えてきて(炊飯ボタンを押しても炊飯ランプが点灯しない、だとか、もうちょっとおいしく炊けると嬉しいんだけどなあ、釜の内側のコーティングがあちこち剥げてきたよねえ、という程度のことなのだけど)、買い替えてもいいのかもしれないねえ、と、数年以上前から考えてきた。
そして、このたび、思い切って、買いましょう、ということにして、二人ともたまたま同時に休みになった金曜日に、家電屋さんに行ってみた。
私は現在使用中のガスレンジに付いている「炊飯機能」を使って、ガスの炎で炊くご飯(専用の三合炊き軽量釜を使用しているが、普通の鍋でも大丈夫。0.5合からおいしく炊けて、一合以下なら炊飯自体は五分かからないくらい)が早くておいしくてかなり気に入っているので、電気炊飯器は数千円(一万円以下)の三合炊きでいいかも、と思うところがあった。けれど、夫の「IHがいいなあ」「炊き込みご飯のときのことを考えたら五合炊きにしておいたほうが、安心してたくさんの具を入れられるから五合炊きにしたいなあ(炊き込みご飯を作成するのは私だが)」という希望を取り入れて、IHで五合炊きのものを数点見比べる。
内蓋の取り外し取り付けの簡単さと、蓋上部の蒸気キャップの着脱洗浄作業の簡便さと、釜を取り外した時の、炊飯器本体釜下部分の拭きやすさなどを比較検討。
結果、購入対象となったのは、「日立IHジャー炊飯器」RZ-JF10E6J。17800円。購入金額のうち、八千円はエコポイントでもらった商品券で、のこり9800円は自費を足して。
そういういきさつで、我が家にやってきた炊飯器は、その名を「圧力極上炊き」と言う。IHだけでなく、圧力をかけるボール球のようなものが内蓋の真ん中についていて、それによりかかる圧力により、よりおいしいご飯を炊いてくれるとか。
早速明日からお世話になる予定。末永くどうぞよろしく。