2012

夫が借りてきたDVD。二人で一緒に見た。西暦2012年に、地球が大きな地殻変動を起こして、陸地は壊れ津波に飲み込まれ、あるいは溶岩に覆われる。この変動を予測して秘密裏に中華人民共和国奥地にダムを装い建設中だった「方舟」に乗りこむ人々、乗り込もうとする人々、乗れない人、乗ることを放棄して残る人、さまざまな人。方舟には特定の動物たちも運び込まれる。主人公とその家族は、はるばるたぶんアメリカから紆余曲折を経て、この方舟に辿り着く。
夫に「どうやらくん、最近、方舟関係っぽい映画が気に入ってるの?」と尋ねると、「俺が好きなんじゃなくて、映画を作る人が好きなんじゃろう。アメリカ人はこういうのやめられんのんやろうなあ」と言う。
登場人物で私の印象に残っているのは、主人公家族を結果的に助けることになったロシア人男性パイロット、サーシャ(大きな飛行機の操縦もできる、というだけであって、本職はパイロットというわけではない)。他の登場人物たちと英語で話しているはずなのだけど、あまりにもロシア語訛りが上手過ぎて、彼の言葉を英語としてほぼまったく聞きとれないのが印象的だった。もともとロシア語を通常使用言語として話す俳優さんならばロシア訛りが上手で当然かもしれないけれど、もともとロシア語に縁があるわけではないのに、あれだけロシア語訛りっぽく英語の台詞を言えるのだとしたら、俳優さんってすごいなあ。