小豆を煮る

職場の割引ワゴンの中の「小豆(あずき)」が一袋、なかなか売れずに残っていて、私がそばを通るたびに、買ってほしそうな念を送ってくるから、買って帰った。250g、298円の二割引。
いつもであれば、なんとなく自分流なやり方で、適当に煮るのだけれども、今回は珍しく、小豆の袋に書いてある「小豆の煮方」の手順にしたがってみよう、と思ったので、そのようにしてみることに。


豆をきれいに水洗いし、豆がかぶるくらいの水または熱湯を加えて「すぐ」に煮はじめます。熱湯で煮始めるほうが、豆の煮えむらは少なくなります。
強火にかけて沸騰したら、「さし水(400cc)」を加え、再沸騰後、「アク抜き」のため煮汁を捨てます。豆をザルにあけ、水でアクをきれいに洗い流してください。
ふたたび、豆の4〜5倍の水を加えて強火で煮はじめ、沸騰したら弱火で豆の芯がやわらかくなるまで煮ます。目安として、一時間半から二時間程度。火加減は、鍋のふちの煮汁が煮立つくらいの温度(約90度)で煮てください。
煮立て中は「アク」をすくいながら、豆が煮汁からでないように時々「さし水」をしてください。豆が煮汁から出ますと、出ている豆が硬く煮上がります。
芯までやわらかく煮上がったら、お好みにより、砂糖(目安として250〜300g)と塩を適量加え、さらに弱火で煮ます。目安として三十分から一時間程度。砂糖を一度に加えますと豆が硬く煮上がることがありますので、2〜3回に分けて加えてください。
煮上がったら、火を止め、三十分程度味を含ませてください。


砂糖は、先日買ってきた「沖縄特産黒砂糖」を使ってみる。一袋300g入りなので、とりあえず、50gから始めて、200gくらいで様子をみる。

味が染み込んだ小豆に、白玉団子(赤血球型に作る)(赤血球の形は私がこの世でこよなく愛する形)を入れて食べるのも楽しみだが、煮汁をきった煮豆だけを、パイシートにのせてオーブンで焼いて食べるのもやってみたい。


追記。
さすが豆屋さんが紹介する作り方だけのことはある。これまで私が煮た小豆の中で一番おいしくできたかも。結局砂糖は、200gで十分な甘さで、塩は大さじ約四分の一で味にちょうどよい立体感が出たかんじ。