レバー心臓大会

年に数回「レバー食べたい、レバー食べたい、レバー食べたい」欲が湧く。厳密に言うならば今回は「鶏心臓食べたい、鶏心臓食べたい、鶏心臓食べたい」欲だけれども、いつも買い出しに行くスーパーでは、肝臓と心臓がつながった状態で売られているから、今回は両方食べる。ときどき行く別のスーパーでは、心臓は心臓、肝臓は肝臓で、別売りされているから、次回の心臓欲のときには、少し遠くてもこちらで心臓単品を買い求めたい。
作り方は、以前「かりかりレバー」に書いたのと同じもの。


買ってきたレバー(心臓付き)をそのままウスターソースに浸ける。フタ付きプラスチック容器に入れて冷蔵庫で約一日放置(三十分以上七十二時間以内であれば適当でいいかんじ)(プラスチック容器でなく深めのお皿に入れてラップをかけてももちろんよい)。
ウスターソースに浸けておいた鶏レバーと心臓をウスターソースから引き上げて小麦粉にまぶす。ビニール袋に入れた小麦粉の中にレバーを入れて、ビニール袋の口を閉じて、風船の中でポンポンと跳ねさせるみたいにまぶすと均等にきれいに小麦粉がつく。
フライパンにたっぷりめの油を入れて加熱する。揚げるほど多くはないけれど、焼く、と表現するにはちょっと多いかな、と思うくらいの油の量。
火加減を中火にして、鶏レバー心臓をフライパンに入れる。粗塩を少量ふりかける。フライパンに蓋をしてじっくり焼く。
片面がカリカリになってきたらひっくり返して反対側もカリカリになるまで焼く。
途中から弱火にして、カリカリがコゲコゲにならないくらいの加減で、じっくりと中まで火を通す。
ニンジンをスライサーでケンにしてお皿に敷いておく。
焼きあがったレバーと心臓をニンジンの上にのせる。
いただきます。


このカリカリレバーを食べる時には、他の野菜ではなくて、生のニンジンを細長くスライスしたものがいちばんよく合う。生ニンジンなしではレバーのおいしさが半減すると言っても過言ではないくらい。
今日のレバー心臓大会も大盛況のうちに幕を閉じた。現在レバーと心臓の力が、体の隅々に行き渡り中。