あんこの春巻き

大餅包小餅。 Dà bǐng bāo xiǎo bǐng
「台湾ベジごはん」の本に載っているレシピを少し変更して作成。


本来のレシピ材料
サラダ油(揚げ油)
餃子の皮 6枚
あんこ 市販のもの(水気の少ないもの)
春巻きの皮(大) 4枚


今回作成に用いた材料
サラダ油
あんこ
春巻きの皮 大10枚(一袋10枚入りだから)
小麦粉を水で溶いた液少し(春巻きの皮の接着用)


作り方
*春巻きの皮を冷蔵庫から出して袋に入ったままの状態で10分程度室温になじませる。(理由。袋を開けると、春巻きの皮の乾燥が進行するから)
*春巻きの皮をまず5枚ずつに剥ぎ取る。その後その5枚を2枚と3枚に分け、それから1枚ずつ、破れないように丁寧にゆっくりと剥がしてゆく。
*10枚のうち3枚をキッチンバサミで4分の1に切る(本来のレシピの餃子の皮の代わりとして使う)。
*小さく切った餃子の皮にあんこをのせて、小麦粉を水で溶いた液を縁に付けて、空気を抜きながら、三角になるように包む。形のイメージは京都の八ツ橋。
*八ツ橋状のあんこ入り春巻きを低温(約160度)の油で揚げる。
*揚げたものを油を切ってから、大きな丼に入れて、すりこぎなどの道具で粗くつぶす。
*つぶしたものを七等分して、大きなほうの春巻きの皮に包む。包み方は、具材を四角い皮の中央辺りに対角線上に乗るように横長に置いてから、四角の下の角を持ち上げ、上の角に近づけ、手前が少し(2cmくらい)下にずれた三角風になるよう折りたたむ。あんこと春巻きの皮の間の空気を抜きながら具材が均等にやや平たくなるように手で形を整える。その後三角の左右の端を内側に折りたたむ。それを上の角に向かってくるくると平たい形状になるように巻いて、最後に接着する面に小麦粉を水で溶いた液を塗って接着させる。
*中温(180度くらい)の油でさっと揚げる。


気づき
餃子の皮と春巻きの皮では、形状だけではなく、手触りが異なる。
餃子の皮は、接着剤として水のみを用いるが、春巻きの皮は、小麦粉を水で溶いた液を用いて接着することを、今回初めて知った。
餃子の皮は、すべての皮に中身を包み終わるまで、それほど乾燥が気になったことがないが、春巻きの皮は、最後の一枚を包む頃には、皮の端がかなりパリパリと乾燥していた。
今回の作り方で作ったものもおいしいが、中身に餃子の皮を用いると食感がもっとモチモチとしてたのしくおいしいのかもしれない。