イカ祭りと山椒の実

我が家には「いしる」というイカの発酵調味液がある。能登半島に旅行に行った時に食べた「いしる鍋」があまりにおいしくてその勢いで購入したもの。
自宅でも数度「いしる鍋」を作って食べてみたのだが、そしてそれはおいしいのはおいしいのだが、やはり現地で食べた時のような五臓六腑に染み渡るおいしさは現地の気候風土の中で食べてこそなのかもしれないなあと思う。
それでも久しぶりにいしる鍋を食べたいなあ、イカと里芋の煮物も食べたいなあ、と思う。よいイカと出会えるといいなと願いつつ買い物に行ってみたら、キラキラとしたスルメイカに引き寄せられる。輪切りとゲソが入ったパックが398円。
帰宅したらイカをボウルに入れ少し塩をかけて軽く揉んでからさっと水洗いして水気を切る。
別の鍋で昆布と干ししいたけとだしパックを水につけておいたものを火にかけて出汁をとる。


『いしる鍋』
出汁おたま2杯
いしる大さじ1/2(大さじ1だったか1/2だったか忘れた)
みりん大さじ1
酒大さじ1
以上を鍋に入れ、しめじ、白菜、イカを加えて加熱。沸騰して全体にさあっと火が通ったらできあがり。


イカと里芋の煮物』
出汁おたま4杯
いしる大さじ3
以上を鍋に入れ、イカと里芋の水煮を加えて加熱。沸騰して全体にさあっと火が遠たらできあがり。


イカのオリーブ山椒炒め』
フライパンでオリーブオイルを加熱する。山椒の実を10粒くらい入れて香りを出す。イカを加えて炒める。イタリアントマトを切って入れて炒める。塩と胡椒で味を調える。バジルを散らしてできあがり。(最後に少しいしるを入れてもよかったなあ)


イカのバター焼き』
あたためたフライパンでバターを融かす。イカを入れて炒める。胡椒をかける。いしるを小さじ半分くらい加えて全体を混ぜてできあがり。


『サラダ』(いしるは使っていない)
ゆでたブロッコリー、サイコロ状に切ってからゆでたニンジンとジャガイモ、切ったハム、切ったゆでたまご、をざっくりと混ぜたもの。ベビーリーフも食べたかったから買ってきた。なんとなくマヨネーズが重い気分だったためドレッシングを自作。
味噌大さじ2
柚子すし酢大さじ7くらい
水切りした豆腐をくずしたもの
以上をよく混ぜてサラダにかけてできあがり。


今日の買い物では山椒の実にも出会えたのが多幸。ちりめんじゃこと山椒の実のご飯を炊いて食べよう。残りは冷凍しておいて時々使う。去年の冷凍山椒の実がちょうどなくなるところで、今年の山椒の実に出会いたいなあと思っていたから願いが叶ってうれしい。