真珠の耳飾りの少女

ケーブルテレビで見た映画。夫も一緒に見た。
フェルメールさんの自宅、厳密にはフェルメールさんの妻の母の家なのだろうか、たいへんに大きな邸宅、そこに住み込みで働く何名かの女中のうちのひとりの少女が耳に真珠のピアスをつけて絵のモデルになったおはなし。
少女、といっても、勤務時間外に外出して恋人と逢瀬を重ねるくらいには大きな女の子であるが、少女は天性の美術的才能に恵まれていて、フェルメール本来の才能を結果的に引き出す役割をする。
この映画を見ている間、この少女とフェルメールさんに関して、どこかで見たことがある人だなあ、と何度も思う。どこで見たのかなあ、誰だったのかなあ、と気になりつつ映画を見終えて、エンディングロールのキャストのところでフェルメールさんを演じたのはコリン・ファースさんだったことを知る。
ああ、なんと、フェルメールさんはジョージ6世国王陛下でいらっしゃいましたか、そうかそうか、納得納得、ある程度の経年変化はあるだろうし、フェルメールは髪が長めで細面で、ジョージ6世は髪が短くて恰幅が良いという役作り上の違いはあるものの、骨が確かにコリン・ファースさん。
そして少女の方は私の予想では『glee』というドラマ(歌って踊る高校生部活のおはなし)に出ていたクインという名前の女の子の女優さんなんじゃないかなあ、と思ったのだが、こちらはハズレていた。
真珠の耳飾りの少女』の少女グリートはスカーレット・ヨハンソン(ジョハンソン)さんで、『glee』に出てくるクインを演じるのはディアナ・アグロンさん。ううむ、私にとってはこのふたりの何かがきっと似ているのだろうなあ。