配給会社いろいろ

日曜日に夫が「映画を観に行ってくる」と出かけた。「何を観るん?」とたずねたら「極道の妻たち(ごくどうのおんなたち)」という答え。いってらっしゃい、と見送る。
ところが1時間もしないうちに夫が帰宅する。
「あれ? 映画は?」
「見れんかった」
「時間が合ってなかったん?」
「ううん。おれのこの券(東映株主優待券)は使えんって言われた」
極道の妻たち東映の映画ではないの?」
「おれもそうだと思ってたんだけど、東映とは別にある東映ビデオが作った映画はこの券の対象外らしい」
「そうなんだー。東映とは別に東映ビデオなんていうのがあるんだー、知らんかったー」
「おれも知らんかった。極道の妻たちシリーズは全部東映ビデオ作品だったらしい。そういえば映画館で極道の妻たちを観るのは、観ようとしたのは、今回が初めてかもしれん。かといって今日あの映画をお金を払って観るつもりでは行ってなかったけん、そのまま昼飯食って帰ってきた」
東映ビデオは東映と無関係ではないけど東映とは別なんじゃねえ(検索結果を見つつ)。あれ、東映ビデオの作品は、仮面ライダーシリーズもプリキュアもそうみたい」
「へえ、そうなんや。ずっとよう稼いでくれる東映作品だと思ってた」
「でもね、どうやらくんが東映の優待券をしめじ(私の弟、広島在住)にいっつも分けてくれるじゃろ。しめじはむむぎー(弟の子男児、私の甥)やみみがー(弟の子女児、私の姪)を映画に連れて行くときにはあの券で仮面ライダープリキュアを見せてるんかと勝手に思っとった。券を渡したらそれっきりでその券で何を見に行ったかまでは聞いてないけん実際のところはわからんけど」
「ああ、どうやろうなあ、映画館によっても違うんかもしれん。しめじくんが行くのはあそこのシネコンじゃろ?」
「うん、そうじゃろうねえ、それ以外に観るところなさそうじゃもん。また券の期限があるうちに別のなにか観に行けたらいいね」
「うん、また行く」
配給会社にもいろいろあるんだなあ。