花いっぱい

フウセンカズラの花がたくさんになった。20個前後はあるだろうか。つぼみの数はそれ以上。フウセンカズラは蔓の先が二股になる。二股触手の二本のうちの一本の蔓でつかまれるところにくるくると巻き付く。二股のうちもう一本の触手はだいたいそのままその場でくるくると渦巻き状に丸まる。そしてその二股の付け根の部分につぼみがつき花が咲く。しかし花のあとが実になる気配はまだ見られない。
以前「摘芯」をしたところはすでにもうどこだかまったくわからないのだが、摘芯をしたからなのか、それとは関係なくなのか、茎の先端ではない途中部分から成長を始めた茎がかなり背を伸ばしてきた。
最初からぐんぐん背を伸ばして一番長くなっている茎は支柱の先端で折り返して下向きに誘導させてみている。支柱と支柱の間の葉っぱが少ない部分を覆ってくれるといいなあと期待しているがどうなるかな。
緑の葉っぱでワサワサにしたいのだが、小さな葉の芽があるとその人の成長を促したい気持ちが大きくなり、その芽がある部分よりも先で既に硬くなりやや変色し縮れ気味になった大きな葉の部分をはさみで切ってやることがある。その葉は卓上に飾るにはみずみずしさに欠けるのでそのままお疲れ様でしたとご挨拶してゴミ箱へとお見送りする。切り取った葉っぱの部分はしばらく隙間があるがすぐに若い芽が成長してまた葉っぱで空間を埋めてくれる。
卓上で飾っているチャイグラスの中のフウセンカズラたちは未だに健在。花は咲いていないものの蔓のくるりんとした形が見応えがある。長くもつという意味ではフウセンカズラは卓上花(花は咲いていないが)に適した植物なのかも。