書けるかな

先週夫が「御嶽山(おんたけさん)」に行った話を職場でした時に登山道入り口が岐阜県側だったこともあり「岐阜の御嶽山に行ったんだそうです」と話した。すると長野県出身の同僚がすかさず「え? 御嶽山は長野県なのでは? 木曽の御嶽山ですよね? 長野県と岐阜県の県境といえは県境ですけど」と言う。別の同僚も「あ、それなら歌で聞いたことがある。きーそーのーおんたけーさーんー、ってやつでしょ」と歌う。
そう言われればそうねえ、と思い帰宅してから夫に「どうやらくんが行ったのは木曽の御嶽山なの? 岐阜の御嶽山なの?」ときいてみた。夫は「登山道は岐阜からで山の半分は岐阜県だけど頂上は長野県だから、長野県民としてはそこは長野の自慢の山を長野の山だと言いたいだろう。岐阜県民としては山の半分はうちにあるんじゃ、と思うじゃろうけど、山いうのはそういうもんじゃけん。山頂がどこにあるかが勝負じゃけん」と言う。
そうなのか、岐阜の御嶽山じゃなくて木曽の御嶽山だったのか。夫が早朝出かけたときに卓上のメモに「岐阜の御嶽山に行ってきます」と書いてあると思ったのだが「木曽の御嶽山に行ってきます」と書いてあったのかな。
という話をしていたら夫が「おれ、ぎふ、の漢字、よう書かん」と言う。そう言われてみると私もとっさに「ぎふ」の漢字が書けない。書けない漢字をメモに書きそうにはないのできっと簡単に書くことができる「木曽の御嶽山に行ってきます」と書いてあったのだろうなあ。