127時間

夫が借りてきてひとりで見たDVD。私が仕事から帰宅したときにコタツの上にあったDVD2枚のうちの一枚。
「127時間ってなんか記憶にあるなあ、見たことはないと思うんだけど」
「おれは初めて見た」
「127時間」でインターネット検索すると見おぼえのある画像が映し出される。
「そうそう、これこれ、冒険の途中で動けなくなるお話でしょ」
「そう。なんで知ってるん?」
「んー、公開当時しきりに予告の広告をテレビで見たような気がする」
「そーかー? おれ見てないけど」
「んー、じゃー、地上波じゃなくてケーブルテレビでだったのかなあ。で、この人は切断して脱出しちゃったん?」
「うん」
「どこを?」
「ここ」
「そうかあ。その部分だけが挟まれて抜けんかったん?」
「ここにこう岩が落ちてきてぐじっとなって」
「そうなんだあ。でもそんなにいい道具があるわけじゃないんだろうに、部分麻酔もないだろうに、うまく切れてよかったねえ、たいへんじゃったじゃろうねえ」
「うん、まあ、なあ」
127時間というのは割り算してみると5日とちょっとなんだなあ。