夏カレー

夏のカレーは、ルーと具を別々に作る。

ルーは、ホールトマト(カットしてあっても可)の缶詰か、フレッシュトマト数個分を水の一部として換算し、水と合わせて沸騰後、火を止めて、ルーを入れて溶かしておく。仕上げに牛乳かウスターソースを加えるならば、その分最初の水の量は少なめにする。

具は主に夏野菜。でも、私の好物ニンジンと夫の好物ジャガイモは必ず入れる。煮込むときよりも薄めに切る。

インゲン豆、トルコ豆、ナスなどの夏のお野菜も切っておく。

オリーブオイル(でなくても可)でニンジンとジャガイモを先に炒める。少し遅れて、夏野菜たちを投入する。炒める。軽く焦げ目がつくくらいにかりっと。かりっとさせずにしんなりなのもまたおいしい。

お肉も別に炒める。コショウとハーブをしっかりふりかけて、香味豊かに仕上げる。

食べるときに、お肉と野菜とルーがお皿の中で初めて対面する。口に運ぶと、それぞれの素材の味が互いに侵しあうことなく、自己主張しながらもカレーの味をまとっている。

夏のしあわせ。