はるみ

いろんな柑橘を楽しめる季節。この冬我が家で人気が高かったのは「津の輝」という柑橘でデコポンよりもやわらかくて繊細な味、外皮をむいた時に飛散するオレンジオイルが香り高いのが特徴。しかしその「津の輝」はもう店頭にない。
先週の買い出しではデコポンを買いおいしく食べた。熊本にいた頃初めてデコポンなる柑橘を知った時には「このおいしいミカンはふつうのミカンではないですよね、なんというミカンなのですか」と宿の方を問い詰めて「デコポン」という名を習った。
今週の買い出しでは「はっさく」が食べたいと思い八朔をかごに入れたが、「はるみもあるよ、きよみもあるよ、デコポンもあるね」と目移りして、八朔も買うけどもうひとつ何か買おうと決める。今回は薄い黄色の「はるみ」を選ぶ。見た目はこぶりの日向夏といった趣。
帰宅して夕食後にムッキーさんで剥く。八朔はムッキーさんでむきやすいがはるみは柔らかくて薄皮を剥くのに手間取る。どうやら「はるみ」は薄皮をむくことなく薄皮ごと食べてよいようだ。種はやや大きめ。「はるみ」の果肉はツブツブとしていて、そのツブツブは昔ときどき飲んでいた「つぶつぶオレンジジュース」のつぶつぶ果肉の見た目と食感に似ている。「はるみ」には酸味は殆ど感じられない。甘くておいしいがもう少し酸味の主張もあるほうが私には好みかも。
今日は「はるみ」を手でむいて食べてみた。ムッキーさんのお世話にならずとも簡単にむけた。内皮(薄皮)ごと口に入れる。内皮も一緒に食べたほうがおいしい。種はぴゅぴゅっと出しながら食べる。
来週はどの柑橘を買おうかなー。