2013-01-01から1年間の記事一覧

くるくるくるりん

フウセンカズラはその後私が気づかないうちに自力で触手を伸ばし、紙紐と支柱の間や紙紐や他の苗の茎に、くるくるくるりんきゅきゅきゅきゅきゅ、と、小さいながらにしっかりと巻き付いている。私がそれをほどこうと思ってもそう簡単にはほどけないからもう…

蔓巻紙紐

フウセンカズラの植木鉢に木の枝の支柱を立ててしばらく様子を見ていたが、一番大きな茎の先の柔らかい触手のような部分がひとつだけ枝に、くるりぴとっ、と、くっついた以外は誰も枝につかまらず、風が吹けば風にゆらゆらとゆらぎ、ときにはびゅうびゅうと…

風船支柱とおまけパフェ

仕事から帰って着替え、洗濯物を取り込む。ベランダのフウセンカズラの植木鉢にツルマキ支柱を立てる。 フウセンカズラは職場の先輩が分けてくれた苗を植えてみたらぐんぐん大きくなったもの。そろそろどこかの園芸コーナーでツルマキ支柱を購入しようと思い…

配給会社いろいろ

日曜日に夫が「映画を観に行ってくる」と出かけた。「何を観るん?」とたずねたら「極道の妻たち(ごくどうのおんなたち)」という答え。いってらっしゃい、と見送る。 ところが1時間もしないうちに夫が帰宅する。 「あれ? 映画は?」 「見れんかった」 「時間が…

富士山で自由を求める

二年前の7月に夫は富士山に行った。そのときの行程がどんなものだったのか昨夜あらためて聞いた。 ツアーバスで高速道路を経由して富士山五合目まで乗り付ける。そこからガイドさんの誘導にしたがってツアーメンバーとともに歩く。ガイドさんはツアーメンバ…

足場のある吊り橋を渡る

夫がPCを見ながら「ひょえー、ようやるなあ」と感嘆の声をあげる。「なあに?」と訊くと、「冬場になると通行止めにするために吊り橋の板が外されるんだけど、板は外されても吊り橋本体の骨部分はそのままあって、足元はただ両側と真ん中に細い棒がまっすぐに…

楽譜屋さんと宝くじ

4月28日の午後、磐越道を会津へと走る。夫が運転してくれるから私は助手席で会津磐梯山の登場に備える。車中では一枚の清盛MDを延々と繰り返し聴く。夫に「わたしね、宝くじを買う習慣はないんだけど、もし宝くじを買ってそしてあたったらしたいことがあって…

旅の前

連休の旅に出かける少し前の仕事中、あとはもうゆっくりと閉店業務をすればいいだけというそんな時間帯、先輩たちが「どうやらさんはゴールデンウィークのあいだずっとお休みの印になってるけど(職場の勤務表が)今回はどこに行くの?」と私に尋ねる。 「今回…

生きくらげが好きみたい

これまでとりたててきくらげや生きくらげを繰り返し買い求めたことはない。どこかでなにか食べた時にきくらげが入っていれば、こりこりしていておいしいなあ、とは思っても、自分で乾燥きくらげを常備して日常的に頻繁に料理することはなかった。 夏場になる…

ナビさん

我が家の車はこのたび新しくなったが、ナビゲーションシステム(以後ナビさんと呼ぶ)は以前の車につけていたものをそのまま今の車に付け替えた。車を新しく買おうとしたときに標準装備でついているのはCD(といってもなにやらデータ音楽はいっぱい入れられるよ…

4月28日昼:北陸道から磐越道へ

我が家の駐車場を出て、まずは最寄りの銀行へ。旅の間の宿泊費食費は既に夫に託してあるが、それ以外に買いたい時に買いたいものを買うための資金を引き出して財布に入れる。銀行の向かいにあるローソンでおにぎりとお茶を買う。今日中に会津に余裕を持って…

4月28日朝

旅の記録を今回はどんなふうに書こうか思案中。これまでは出発から帰宅まで時系列に並べて書くことが多かったが、日付とだいたいの時間帯を記しつつも前後関係にこだわらず思いついた思い出したものから書いてみるのもいいかなあ、と思ってみたり。というよ…

指差す先

外食先の飲食店で夫が「見て、見て」と私に向かって小さな声で話しかけてきてそっと前方の何かを指さす。私はとっさに『もしや、カメムシ?』とこころの中で身構える。ぱっと見たところ特別何もなく私は夫に「何があるん?」と聞く。夫は「そこ」と言うだけで…

旅支度

これまで会津方面に何度か旅行して、その道中で通り過ぎる道沿いにある温泉街で毎回「あー、ここにも一度来てみたいなー」と思うところがあった。福島県と新潟県の県境近くの新潟県がわ。 その温泉郷をwebで見て、あらまあ素敵ねえ、ここの施設のこのプラン…

山の形を

会津磐梯山を目指して日曜日から出かける。夫は山に登りに、私は麓の温泉でだらだらしに。昨年夫は会津で会津磐梯山ではなく安達太良山に登った。その後さらに余裕があれば会津磐梯山にもと思ったが昨年は天候に恵まれず会津磐梯山については山の周りをぐう…

ガネーシャじゃない

一昨日の夜。お風呂からあがって夫に「あ、今日はそういえばたぶんどうやらくんが好きなドラマがあるよ。私は明日が早いからもう寝るけど、どうやらくんは見たかったら見たらいいんじゃないかな」と伝える。夫が「なんのドラマ?」と聞き返す。 「えーとね、…

えんじ色のシャツと白衣

その日のことをその日の日付で書く習慣がなかったからなのか、その日のうちに書きのがしたことを書こうとする場合の話の展開はどうするといいのかしら、と考える。厳密にはその日の日付だけのことではなくその前後の日にも連続性があるようなときにはどの日…

カメムシと評価

「他人の(他人からの)評価」というものに関しては私はどちらかというと「気になる」機能が低めで「気にする」習慣が少ないほうかもしれない。好評方面の評価(相手や内容にもよるが)を感知すればうれしく感じることが多いが、「他者からの評価」は、「評価」…

シャクナゲの存在

食材買い出しに出かけた帰り道、道路脇の民家の横にいくつかの鉢植えが見える。夫が「もうシャクナゲが咲いてるのかあ」と言う。「どれがシャクナゲ?」と訊くと「あれ」と指差す。「大きめの桃色の?」「そうそう」。私はそれがシャクナゲだとは気づかず、大…

電王戦でんおうせん

仕事から帰宅すると夫がこたつでテレビを見ていた。荷物を置いて手を洗いうがいをしてから私もこたつに入る。夫が今日登った山の写真をデジカメの画面で見せてもらう。「ずいぶん遠くまできれいに見えるんだねえ」と感心すると夫は「今日は曇っていたけど、…

特技豆ご飯

好物の食べ物の中でもかなり上位の食べ物である豆ご飯。豆ご飯ならいつまででも永遠に食べ続けられるのではないかと思うほどに好き。豆がおいしい季節には自宅でも何度となく炊いて食べる。お米に水を加えて塩と料理酒を混ぜ昆布を置いて豆を入れたら炊飯開…

顎と酸味

毎日ご飯がおいしい。最近夕食を終えると「ああ、今日もいいご飯だった」と言うことが増えた。自分のその日の身体が求めるものをそのとき自宅にある材料を使って食べたいように作って食べる。この自由は極上の至福だなあと思う。 先週生協で買ったぶどうパン…

渋い試合の競技

「渋い試合」という表現を用いるスポーツは、夫によれば、低い点数でなおかつ少ない点差でゲームが進行しうるもの。野球、アメフト、サッカーでは言うがバレーボールやテニスでは言わない。フィギュアスケートでもシンクロナイズドスイミングでも言わない。 …

渋い試合

帰宅した夫がテレビでカープの試合を見始める。私はイワシの開きと鮭の切り身をグリルで焼き始める。魚が焼きあがるまでこたつで休憩。夫が「渋い試合するなあ」と言う。 「渋い試合、というのは、どんな試合なの?」 「点差が少ない」 「接戦ってこと?」 「2…

はるみ

いろんな柑橘を楽しめる季節。この冬我が家で人気が高かったのは「津の輝」という柑橘でデコポンよりもやわらかくて繊細な味、外皮をむいた時に飛散するオレンジオイルが香り高いのが特徴。しかしその「津の輝」はもう店頭にない。 先週の買い出しではデコポ…

四月菜

日曜の食糧買い出しのときにスーパーの葉野菜コーナーで見つけた四月菜。地元産のお野菜と表示されている。見た目は小松菜よりも小ぶりでチンゲンサイよりは緑が濃く線が細い。どのようにして食べるものなのかよくわからないけどおいしそうだから買ってみた…

呼称と構成比

テレビ番組に登場したテンプラキッズ(TEMPURA KIDZ)というダンサーさんたちを見たとき、解説のアナウンスが「彼らはなんとかかんとか」と説明する。夫が「彼ら?」とけげんそうに言う。 「何か問題でもあるかしら?」 「今『彼ら』って言った」 「うん。『彼…

初めての金爆粉

今朝方の夢。 夢のなかの職場で処方箋の粉薬を作ろうとしたとき。 処方内容は、トミロン(抗生物質)・ムコダイン(粘膜調整去痰剤)・メジコン(咳止め)・そして、金爆粉。 は? 金爆粉って? なにそれ、なにこれ。しばらく処方箋をにらみつける。 はっ、ああ、…

The King's Speech

以前ケーブルテレビで視聴した映画「英国王のスピーチ」の英語版。二週間くらいまえにケーブルテレビで遭遇して、そうそうこれが見たかったのと思いつつ見た。 吹き替え版もよかったけれど、もともとの英語で聞くと英国な雰囲気をよりいっそう味わえた気がし…

エスター

ケーブルテレビで見た映画。途中から見た。 この映画は以前途中まで見たことがあるのだが、そのときはあまりの怖さに最後まで見ることができず、入院中の義理の弟にエスターが枕を押し当てて窒息死させようとするところで撤退した。 昨夜たまたま「今夜のム…